よくある質問

これまでアミ事務所に寄せられた、よくあるお問い合わせをまとめてみました。
※質問をクリックすると、回答が開きます。

相談について

相談したいのですが、どうすればいいのでしょうか。

まずは電話かメールにてご連絡お願いします。ホームページからのお問合せフォームでご記入欄を設けています。
その後、事務所まで来て頂き、アミ事務所の仕事など概略のご説明させて頂きます。
初回は簡単な顔合わせで、事務所を見学する程度の感覚で良いと思います。

相談するにあたって、特に準備しておくものはありますか。

土地などの資料(測量図や写真など)があればお持ち下さい。
他は特には必要ありませんが、リフォームの相談の場合は既存の図面や写真などあればその場でアドバイスもできます。

遠方でも設計依頼は可能でしょうか。

基本的にはどこでも場所は問わず可能です。これまでには中国上海など、海外の実績もあります。
遠隔地の場合は別途交通費や宿泊費などの費用が掛かります。

素人にも分かりやすく建築のことを教えてほしいのですが、気軽に相談に乗ってくれますか。

住まいや建築のことなら、何なりとご相談ください。
家造りは分からないことが多くありますので、丁寧に対応したいと思っております。

費用について

初回プランは無料でしょうか。

ハウスメーカーや工務店とは違い、設計を本業としている設計事務所は有料となります。ハウスメーカーや工務店は設計から施工までするため、プラン料は工事費に含まれている場合がほとんどです。物件や計画内容によって異なりますので、ご理解ください。

どこから費用が発生するのでしょうか。

最初のご相談では費用は発生しません。
プラン依頼書に記載していただき、初回プラン作成に進むところから費用は発生します。

設計料はいくらかかるのでしょうか。またお支払い時期など教えてください。

建築の範囲や業務内容又仕事の難易度で変わりますが、通常新築の場合は工事費の10%からで見積りを提示し、ご相談の上決めております。
お支払いの時期についは通常4回~5回に分けており、各業務の完了時、契約時、基本設計、実施設計、完成引渡し時となっています。(工事期間が6か月以上かかる場合は上棟時に監理料1/2)
また、追加・変更のある場合は完成時にご清算しております。

設計事務所に依頼した場合、建築費の総額は高くなってくるものでしょうか。

そうとは限りません。結果的には質の良いものが適性価格で出来ていると思っています。
工務店では設計料はサービス若しくは申請代の料金程度しか頂かないのが一般的なようですが、早く工事を受注する為に、手間の掛かる設計を軽率にしているように見うけられます。
設計という本来建築の行方を左右する業務がどうしてサービスになるのでしょうか。素直に考えればその経費は工事費の中に含まれていると思うのが普通ではないでしょうか。
設計に手を抜くと欠陥住宅の原因にもなりかねませんし後々トラブルのもとです。
設計料については各事務所で料率は変わりますが、基準法での業務報酬「国交省 告示第15号」で算定基準が定められています。

設計について

ほんの少しのリフォームですが、お願いできますか。

規模に関係なくお引き受け致します。
プロの設計の立場から常に住環境を考えていますので、少しだけ手を加えることでも、大きな効果が得られる場合もあります。木の家や省エネリフォーム、高齢者用の介護リフォームなど得意としております。お気軽にどうぞ。

木造以外の建物は設計しないのでしょうか。

これまで鉄骨やRC、混構造の経験はありますが、できる事であればエコロジーな工法として、木造を推奨しております。特に柱や梁などをそのまま現した民家型工法などの木の家を得意としております。

費用があまりないのですが、ローコスト住宅でもお願いできますか。

ローコストというのは、単に安いということではありません。
余裕のない費用の中で、適切なコストの配分をしてバランスよく造ることです。例えば家の本質的な構造部分にはお金をかけ、仕上げ材や設備費などは後でするなどあまり費用をかけない方法もあります。住まいには色々な答えがあり、そこが建築の面白さではないでしょうか。私もそのようなローコスト住宅をこれまでいくつも設計してきました。ご検討してみて下さい。

パッシブソーラー《そよ風》について

パッシブソーラー《そよ風》とはどのようなものですか。

一言で言えば、太陽熱や夜間の放射冷却など自然のエネルギーを利用して、室内を快適な温熱環境にするシステムです。詳しくはパッシブソーラー《そよ風》をご覧ください。

新築住宅で《そよ風》の設置は必須でしょうか!

弊社では《そよ風》は「設計の基本」と考えており、太陽エネルギーを活用し、心地良い温熱環境を生み出すこれからのエコロジー建築には欠かせません。住宅設計をする上では基本となるパッシブ技術と思っています。

リフォームで《そよ風》を設置することはできますか。

可能です。これまで古民家やマンションにもいくつか設置した実績があります。

OMソーラーとはどこが違うのですか。

太陽熱を利用するというものでは同じパッシブなしくみですが、大きな違いは、夏場の涼しさです。
《そよ風》は夏場の熱い空気を屋根上や軒先から直接排気するため、室内が暑くなりません。屋根の温度は夏場でも室内の温度とほぼ一緒です。(そよ風2では室内の空気を同時に排気しているため涼しい風が家に入ってきます)
しかし、OMソーラーは夏場の熱い空気をいったん室内のハンドリングボックスに取り込んでから、屋外に排気するため、屋根からの輻射熱により小屋裏(ロフト)や2階が暑くなります。
また《そよ風》は空気流れがシンプルなのでダクティングなど施工性も良く、コストもOMソーラーと比較してもそれほど掛からないものとなっています。
このパッシブソーラーに30年近く携わってみて、優れた《そよ風》の技術だと思っています。
詳しくはそよ風とOMソーラーの比較をご覧ください。

光触媒について

光触媒とはどのようなものですか。

表面に光が当たることで、表面に付着した汚れを酸化分解する機能と、高い親水性を発揮します。
この2つの機能を利用して、防汚・防曇・抗菌・抗ウイルス・脱臭・大気浄化などの効果を得ることができます。
これは植物の光合成と同じ反応メカニズムで自然界のパッシブな原理です。
詳しくは光触媒の建築への応用をご覧ください。

白い家(外観)に住みたいのですが、汚れを防ぐことができますか。

光触媒を外壁にコーティングすることで、太陽の力で汚れが分解され、雨の力で汚れが洗い流されます。この機能はセルフクリーニング効果と呼ばれ、メンテナンスコストをかけることなく、10年、15年、長い年月が経っても美しさが保たれます。
一般的な外装塗料では、定期的な点検・メンテナンスを行うことが必要で、高いコストがかかります。
メンテナンスのトータルコストについて、光触媒と一般的な外壁塗料で50年を目安に比較すると大きな差が生じます。
詳しくは光触媒の建築への応用をご覧ください。

光触媒のコーティングを含めて設計依頼を検討したいのですが。

屋内に快適な温熱環境をもたらすパッシブソーラー《そよ風》と、新鮮で安全な空気質をもたらす弊社が開発した光触媒(そらピュール)のコラボレーションによる清澄な住環境をもつ建物を提案いたします。
空気質にこだわる方は、是非お問合せください。

その他

工事はどこがやるのですか。

一般的には信頼のおける地域の工務店数社で競争見積りをしております。
見積り金額や設計内容の把握、工務店の状況や姿勢等を考慮し、最終的には建築主との協議の上で決定しております。

家への要望がとても多いのですが…

家をつくる以上、それぞれの夢は多くて当たり前と思います。それが必要かそうでないかをコストを含めてゆっくりご家族と協議することが大切です。本当に必要なものかどうかが分かってくれば、我々も出来る限りの要望を踏まえたアイデアをご提案できます。無駄を省いて納得できる家づくりを是非したいですね。

完成までどのくらいの期間がかかりますか。

建物の規模にもよりますが、一般的には最短で10ヶ月(設計から竣工)です。ご相談して頂ければ調整はします。できれば家はじっくり造りたいと思っており、特に設計には時間をかけてほしいです。
詳しくは設計の流れ・Flowをご参照下さい。

設計の委託契約をすれば、全てお任せしてよいでしょうか。

ある程度は任せてもらった方が良い家になりますが、設計の段階では建物の素材から設備に至るまで一つ一つ希望をお伺いします。人によって好みは様々ですから、確認をとらないと設計も進みません。また施工中は、要所で色サンプルや見本までご覧頂き、できるだけ家造りに参加してもらった方が、満足する家ができると思います。

現場監督がいた場合でも、設計監理は必要なのでしょうか。

現場監督は工事の施工を円滑に進めるために、現場で職人や材料の手配など段取りをする仕事であり、 あくまで施工者の立場で安全に事故がおこらないよう現場を管理するのが主な役目です。施工図の作製や設計者・建築主とのやり取りも仕事の内です。
設計監理とは、設計者が現場監督に設計意図を伝えながら、図面通り進んでいるかどうかをチェックし、間違っている場合は指示をして手直しをしてもらいます。途中変更が生じた場合にも修正しながら同時にコスト管理も行っています。
良い建築をつくるために、それぞれの監理の見解や職能が分かれています。お互いフェアな仕事をする為にも建築主の理解が必要です。
また、最近は設計事務所なのか施工業者なのか、得体の知れないやり方をされているところも見受けますが、家づくりはそれぞれの職能が発揮されるよう、建主と設計者、そして施工者の3者が個々に協力し合いながら造っていくことが最も大切と考えます。

和風建築を考えていて、柱などの材料は支給できるのですが、使ってもらえるのでしょうか。

使えるものなら喜んで使いたいです!最近は古材の使用も増えてきています。

建築家に設計を依頼するメリットを教えてください。

一口で言えば「自分らしさ」や「他にはないもの」などこだわりを求めている方なら、質の良いものが適正な価格で手に入ると思います。